ジャムこばやしblog

お店のことや旧軽井沢、あまり知られていない軽井沢、 などを中心に紹介していければと思っています。
ここ数年は木の実イベント関係の話が多くなっていますがご容赦ください・・・

今まで軽井沢に住んでいながら、きのこ採りに行ったことが殆どなかったのですが、試しに空いた時間に一時間程、散歩がてら山に行ってみたら……、

案の定ありました!



採り合えずジコボウとかリコボウなんて呼ばれるきのこを目指して行って、この辺りにありそうだなー、と思って行ったら、まさにそこに生えていたので、感激。山の中で一人、小躍りしそうな位嬉しかったです。





それに味を占めてうろうろしたら、一家分は余裕で採れました。

きのこ採りがこんなに面白いとは。

今まで知らなかったのが悔やまれる位でした。

きのこ採りで遭難したり、毒きのこを食べてしまう気持ちも少しわかったような気がします。



先のジコボウ以外のきのこも山で会った人に訊いたら食べられるとのこと。

アミタケと呼ぶらしい。



その日は煮込みうどんで頂きました。



ところが翌日、別の詳しい人に残りのきのこを見てもらったら、

「こんなの食べないよ、食べちゃったの?」と訊かれびっくり。

「食べてなんともないんだったら大丈夫」って、当たり前なんですけど・・・。

よくよく訊いてみたら、その方はホントにはっきり判っている五種類位しか採らないとのこと。市場に卸したりもしているので、そのようにしているようです。

更に、その人がアミタケと呼んでいるキノコは別のものらしい。

いずれにしても俗称だったり、地域性が濃いようで奥が深い。



他にも少しブラブラするだけで





こんのがありますが、全くなんだか判らず。他にも色々生えてました。

今まで山のキノコにあまり興味が湧かなかったのですが、

急に色々興味が湧き、すっかり虜。



森の木陰にひょっこり生えている姿は可愛らしさと同時に、

神秘的な感じで妖精や小人がでてきそうな怪しさもあります。

そして、食べると旨い。

同じキノコでも生えてる場所や成長具合などで見た目が変わったり、

今まで食べていたキノコがある年だけ毒性を持ったりすることもあるらしい。

毒があるところも怪しく魅惑的。



うーむ、深い、きのこワールド。



軽井沢周辺ではこの時期、「きのこ祭り」ってのを良くやっていますが、

たいがい土日なので行かれず・・・。

先月、アカアシクワガタを見ない夏だと書きましたが、

九月中旬ようやく見ました。



こんなふうに、足が赤い。判りやすい名前です。



今までだと九月にクワガタを見ることは殆どなかったのですが。

軽井沢も例外に漏れず九月の残暑が厳しく、暑さが長引いた影響でしょうか。



それと、全く関係ない私事なんですが、六合村の花豆農家訪問の帰りになんとスピード違反で捕まりました。

山の中の見晴らしの良い直線で、緩やかな下り坂。

坂を降りきったところで、前方に人影が。

台風明けだったので、てっきり工事の警備員かと思い、

前方で停車して、ご丁寧に

「どんしたんですかー」

と、こっちから訊いたら、「スピードでてたよね」と、一言。

近くに停めたパトカーに連行されました。

制限速度40kmのところ61kmでてたとのこと。

罰金15000円也。

捕まったというよりは、はめられたと言った方がしっくりきます。



「両側が田圃だし、見晴らしもいいし、危なくないですよね」

と訊いたら「たまに田圃に落ちる車がある」とのこと。

ほっといてくれーと心の中でむなしく呟く。

40km以上だしている人が全員捕まるなら納得なんですが、ぶつぶつ・・・。後に人に話したら、

「スピード違反で罰金払うなら、泥棒に盗られた方がまし」

と言っており、同感。



15000円の行方が気になります。

有効に使われればまだ浮かばれるのですが。

合掌。

毎年、初夏から秋まで色々なかぼちゃを販売しています。



まずは、農家の方から頂きものなんですが、珍しいかぼちゃで、

「宿儺(すくな)かぼちゃ」というものです。

宿儺かぼちゃ

今年初めて見ました。

非常に美味しいらしいのですが、未だ食せず。



これは、いわゆる「ハロウィンカボチャ」。

ハロウィンかぼちゃ

左下のマッチと比べると大きさが判るかと思います。

人の頭よりも一回り大きい位です。

これは、だいたい店頭でも販売しています。

800円~1000円位。

ハロウィンでくりぬいて顔にするのは、これが一般的なんですが、

実際にこれをくりぬいたものは見たことがないので、

一度作ってみようと思ってます。



続いて、「坊ちゃんかぼちゃ」。

坊ちゃんかぼちゃ

普通スーパーなんかで売っている西洋カボチャに比べると2回り程小さい。

こぶし二つ分位。

食べきりサイズで味も良いことから、最近人気の品種みたいです。



これもハロウィンの飾りに好まれるカボチャで正式にはなんて言うのでしょうか。

おもちゃかぼちゃ

手の平サイズで可愛らしい。

これもお店で210円で販売中。



これもカボチャなんですが、凄い形です。

飾りかぼちゃ

うちではこの辺はみんなひとくくりに、「おもちゃかぼちゃ」と呼んでます。

最初見たときはかなり驚きました、全く意味不明な形ですが面白い。

意外と人気があります。

以前、フランスに行った時は何故かこのタイプのカボチャがそこらじゅうで売っていました。

最近日本でもちらほら見かけます。

こちらも店頭販売中210円也。

首が長いタイプ



ゴマだら





このあたりは交配してできる柄のようで、偶然の産物です。





これは、以前「恐竜の卵」という名で売られていました。

食べても美味しいみたいです。

外国のスーパーで販売しているのも見たことがあります。







色々ありますので見てみて下さい。

ルバーブの種があると、試しに買ってみて、

育ててもらうのですが、いつも良いのができないので、

結局、伐採されてしまいます。



そんな中、これで良いのが育たなければもう試さない、

と購入した種がこんなものになりました。

謎の西洋野菜

芽がでてきた時はルバーブっぽかったのですが、

だんだん怪しくなってきて、こんなものになってしまいました。

明らかにルバーブではない・・・。

葉っぱや葉柄が似ているといえば似ているのですが。

種を販売している人の勘違いが間違えかと思われます。



葉っぱを食べてみたのですが、水っぽくて殆ど味がしません。

赤い色を活かして、若い内にサラダなんかにする野菜なんでしょうか。

かなりの大きさで腰位まで育ってます。



全く見たことがない植物ですので、もし何か判る方がいらっしゃいましたら、情報お待ちしております。

先日、花豆を作っている六合村の農家の家にお邪魔してきました。

お忙しい時期に伺ってしまったのですが、

お昼までご馳走になってしまい恐縮です。ご馳走さまでした。

花豆



見渡す限りの花豆畑で圧巻であります。

来月、中旬あたりからぼちぼち収穫が始まるということで、

たわわに実っております。

例年よりも実の生りがいいとのことです。

花豆2

こちらの農家では乳牛も数十匹飼っています。

その牛の糞を肥やしにしています。

花豆3

こちらが堆肥場。凄い量・・・。

花豆を栽培して数十年のノウハウもさることながら、

この充実した堆肥が立派な花豆に結実するようです。



訊いたところによると、六合村で花豆の栽培が始まったのは、

関東甲信越ではかなり早い段階だったのではないかとのことです。

現在花豆の栽培は北軽井沢や嬬恋が多く、

六合村産の花豆はあまり見かけないと思いますが、こちらの農家の花豆は見た目の大きさもさることながら、煮たときの味も柔らかさも群を抜いており、日本一の品質ではないかと思います。



他にもこちらでは、トウモロコシやトマト、インゲン、白菜、蕎麦、など一通りの野菜を育てておりますが、この堆肥のせいなのか、みんなとても美味しいです。今回も色々と野菜を頂きご馳走さまです。



作っているかたの写真を載せたいと思っていたのですが、

撮り忘れました。三兄弟の家族とお手伝いの方とで大所帯です。

僕が訪れているときも、研修中の高校生やら、お手伝いの方やら、

わやわやしておりました。

最近お会いする農家の方が割と高齢だったもので、

若い農家の方に会うと、ほっとします。



ちょうど、大型台風のあとだったので、行く途中の北軽井沢、草津、

どこを通っても、トウモロコシ畑はなぎ倒されていて、

花豆が大丈夫か心配だったのですが、

花豆はほとんど被害がなくて良かったです。

トウモロコシとソバはばったりと倒れていました。

これからも台風の季節なので、心配です。



六合村と書いて「くにむら」と読みます。

六つの集落が集まったので六合村というとか。

草津温泉の奥の方にある村です。

標高の高い山間にある村で一面畑と山と空が広がり

とても気持ちのいいところです。

草津に行かれたら、是非立ち寄ってみて下さい。

特にこれ、といたっものはないかもしれませんが、

景色が良くのんびりしたいいところです。

六合村には野反湖という湖があり、そこのキャンプ場が良いと聞いたことがあるのでいつか行ってみたいのですが、例によってなかなか実現しません。



花豆製品の販売はこちらから。






それにしても、凄い台風でした。

ここのところ、挨拶が「台風大丈夫でした?」

になっております。



うちのお店は目立った被害はなく停電が丸一日あったくらいです。

他の事はなんとかなるのですが、冷蔵庫が停まってしまい参りました。

今となっては電気のありがたみを実感できる一日でありました。

それでも、まだ恵まれている方で

4日たった今日も停電の地域があります。



既に旧道の通りは、ぱっと見変わらず、

台風が過ぎた金曜日には既に営業しているお店もあり、

観光客の姿も見られました。

しかし、少し道を入ると、倒木と落ち葉が凄く、

台風の大きさが判ります。

今回、軽井沢は倒木の被害と、それに付随する停電の影響が大きかったです。



お店に直接の影響は殆どなかったのですが、

ブルーベリー・ルバーブ・コールラビの販売が終了。

ブルーベリーとルバーブはいずれにしても時期が終わり近かったのですが、

コールラビはこれからという時で残念。

強風でブルーベリーは実が落っこちてしまい、

ルバーブは折れてしまいました。

コールラビは直接の影響かわかりませんが根腐れのよう。



佐久地域ではプルーンが随分落ちたようで、そっちの方も気がかりです。

丁度、時期ですのでプルーンジャムの作り方を。
といっても、ルバーブとなんら変わらず砂糖と煮るだけなのですが・・・。

長野県は全国の生産量の半分以上を占めるプルーン王国です。
先週辺りから店頭でも販売してます。
だいたい10個位で300円になります。

お店で販売していると生で食べる方がほとんどのようですが、
お砂糖と煮るだけで見違える程美味しくなりますので、是非。
もちろん、生は生で美味しさがあります。

とかく昨今は悪者にされがちなお砂糖ですが、砂糖の力のおかげで、
果物の美味しさが引き出されるのであります。

1:まずプルーンを洗って軸を取り、手で2つに割って種を取る。
プルーンレシピ1
2:だいたいプルーンの重さの1/3から1/2位のお砂糖をまぶして少し置く。そうすると水分がでてくる。
少なめのお砂糖で始めて様子を見ながら足していくといいと思います。

プルーン2
3:火にかけて、焦がさないように煮る。

プルーン3
もう一息煮ると完成。お好みで煮溶ける前に止めてもいいと思います。

プルーンジャム
お砂糖少なめだとそのままたべても美味しい。
牛乳をかけても。

例によってかなり簡略な作り方を紹介していますが、
自分自身あまり凝ったレシピだとなかなか作らないもので。
15分もあればできてしまいます。

今年は今迄で初めてクワガタ虫を一度も見ない夏でした。

環境破壊とかの影響でなければ良いのですが・・・。



小学生の頃は毎年最盛期だと近所の街灯の下に行くだけで

何匹か採れました。最近は少なくなってきている気がします。

軽井沢は特にアカアシクワガタという腹の部分が赤いクワガタが多く

大体9割位がそれで、残り1割がコクワガタとミヤマクワガタといった感じでした。



今年はクワガタをみなっかたので変わりにオオゾウムシ。

オオゾウムシ

お店の横に落っこちてました。

こいつも、昔は沢山獲れて飼っていました。

何故かザラザラした壁に張り付いているのを良く見つけたものです。

日本最大のゾウムシとのことですがせいぜい2~3cmで可愛いもんです。

表面が物凄く硬い皮膚で覆われています。

動きが鈍く、あまり飛ぶこともないし(今までに飛ぶところを見たことなし)、この風体なので、謎めいていて、愛嬌のある虫です。




ご無沙汰しております。



夏の混雑もひと段落して、少し余裕がでてきて久々の更新。



今年は軽井沢も例外にもれず暑かったのですが、

少し横道にそれて木陰に入れば涼しいところはさすが軽井沢であります。

ようやくお盆が明けてからは風もでてきて涼しくなってきました。



それにしても、年々お盆期間の人出が少なくなって

変わりに前後の人出が増えてきているような印象を受けます。



8月19日(日)、

お盆の間の疲労も極限に達したところでの朝5時起きで

レーヌクロード畑に行って来ました。(レーヌクロードとは

早起きは気持ち良いのですが帰ってからの労働がきつい・・・。

レーヌクロード

緑色のプルーンといった外見。

不作のせいか実が大きい。

この写真を見ると沢山なっているようですが、

全部でバケツ一杯位しか収穫できず今年の製造はなしになりました。

年により当たりはずれが激しく、去年は豊作だったのですが、

今年は全くの不作。



昨年の材料で作った在庫分残り100本位でひとまず売り切れとなります。



このレーヌクロードは当店のジャムの中でも最も珍しい果物かと思われます。

珍しいだけでなく、ジャムにしたときの味も酸味と甘味のバランスが良く

大変美味。



昨年たまたま知り合ったご夫婦の好意により分けて頂いております。



これはおまけで同じ畑になっているプルーン。






写真付きで載せようと思ってから、はや2ヶ月。

ようやくルバーブジャムのレシピ掲載です。

ビーツに続いてこれまた簡単で、
・切って・お砂糖を入れて・煮る 以上。

極端な話、ざっと洗って鍋の上でバサバサッと切って、砂糖をそこにいれ、
焦げないように煮ればまな板すら使わずに出来上がります。

殆ど料理をしたことがない友人でも失敗なくできましたので、是非お試し下さい。

以下に写真付きで詳しく。

材料 ルバーブ 砂糖(ルバーブの重さの1/3~1/2)

材料に使ったルバーブ
ルバーブジャムレシピ1
1:ルバーブの茎を切り(短く切ったほうが早く溶けます))鍋に入れる。
酸化しやすいので切った後の処理は早く。
ルバーブジャムレシピ2
2:1に砂糖をまぶすと水分がでるので、そのまま火にかけ、10~20分煮る。
まぶしてから時間を置くと水分がよくでるので焦げづらく安全策ですが、
そのまま煮てしまう方が手っ取り早いです。その場合水分がうまく出ないときは呼び水を。

まぶしたところ
ルバーブジャムレシピ3
水分が出てきたところ
始め砂糖は少なめに入れて様子を見ながら足していった方が間違えがないかと思います。
ルバーブジャムレシピ4
3:途中アクをとり、最後にお好みでレモン果汁を加える。
ルバーブジャムレシピ5
ここまで煮とけないで、固形が残った状態で止めても良い。お好みで。

※大きめに切ってお砂糖少なめでさっと煮て(一煮立ち)火を止めて、コンポートっぽくしても美味。

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