前回からの続き・・・

無事、目標も達成し屋台を冷やかしながら歩いていると、
矢倉のようなものの上で鐘を撞いているので、
それにも参加して一同ご満悦。
その後、身体も冷えたので屋台で熱燗とおでんで休憩。

朝から熱燗で幸せだなーと寛いでいると、
隣に座った女性の二人連れの方に、
机の上に置いてある僕の蘇民将来符を見せてくれと言われ手渡しました。
その女性ポツリと「この絵も中々良いわねー」、
「え、それぞれ違うんですが?」
ということになり、色々伺ったところ、
なんでも、それぞれのブースが家ごとに別れていて、
後ろに製作者の名札がでており、家ごとに毎年同じところで販売し、
また、家ごとに絵柄も違う、とのこと。
更にその後「いくらで買われました?」と聞かれ
「え、値段も違うんですか?」と続いて伺ったところ、
何でも決まった価格は無く、場合によっては同じ家でも変わるとのこと。
その女性「私の方が安かったわね、ふふふ・・・。」と、なんだか得意そう。
その方のもみせて頂いたら確かに絵柄違うので、慌てて我々も販売ブースに戻ってみました。

戻ってみると、その時点で早くも店じまいしているところもあり、
残ったブースを見てみると確かに絵柄が全く違う。蘇民将来符

人気の家は行列ができて早々なくなるみたいです。
自分たちが購入後もやけに長い行列ができていて、
なんか変だなーと思っていたのですが、謎が解けました。
8時からの販売前もただいたずらに待っているのではなく、お目当ての蘇民将来符に向かって並んでいたようです。自分たちは空いているブースに流れ着いてしまい、なし崩し的に購入したような形。

その後、蘇民将来符展をやっている信濃国分寺資料館にて見学。
元絵があったり、昔の蘇民将来符があったりで中々面白かったです。
数年前に閉館日に行ってしまったことがあったので満足。
蘇民将来符の絵柄の説明がありました。蘇民将来符 説明


このお札も国分寺の近くにあったのですが、前に高崎の友人宅でも見ました。
気になる絵柄です。なんなんでしょうか?お札


資料館見学後、ボチボチと上田駅まで徒歩で行き、
お昼を食べて再びしなの鉄道にて帰宅。

朝6時から活動して寒風吹き荒ぶ道中や驚きの価格、その後の新事実と、
なんだか訳のわからない道のりでしたが、この全てを含めての蘇民将来符な
のかなと思いました。
大げさに聞こえるかもしれませんが、
ホントに巡礼したような気持ちで帰宅しました。

その後A嬢は不況にも関わらず就職というご利益が早速あったようです。
一方自分はこの日からまた新たな人生の巡礼が始まったようです。
人生は続く・・・。