ジャムこばやしblog

お店のことや旧軽井沢、あまり知られていない軽井沢、 などを中心に紹介していければと思っています。
ここ数年は木の実イベント関係の話が多くなっていますがご容赦ください・・・

2009年01月

前回からの続き・・・

無事、目標も達成し屋台を冷やかしながら歩いていると、
矢倉のようなものの上で鐘を撞いているので、
それにも参加して一同ご満悦。
その後、身体も冷えたので屋台で熱燗とおでんで休憩。

朝から熱燗で幸せだなーと寛いでいると、
隣に座った女性の二人連れの方に、
机の上に置いてある僕の蘇民将来符を見せてくれと言われ手渡しました。
その女性ポツリと「この絵も中々良いわねー」、
「え、それぞれ違うんですが?」
ということになり、色々伺ったところ、
なんでも、それぞれのブースが家ごとに別れていて、
後ろに製作者の名札がでており、家ごとに毎年同じところで販売し、
また、家ごとに絵柄も違う、とのこと。
更にその後「いくらで買われました?」と聞かれ
「え、値段も違うんですか?」と続いて伺ったところ、
何でも決まった価格は無く、場合によっては同じ家でも変わるとのこと。
その女性「私の方が安かったわね、ふふふ・・・。」と、なんだか得意そう。
その方のもみせて頂いたら確かに絵柄違うので、慌てて我々も販売ブースに戻ってみました。

戻ってみると、その時点で早くも店じまいしているところもあり、
残ったブースを見てみると確かに絵柄が全く違う。蘇民将来符

人気の家は行列ができて早々なくなるみたいです。
自分たちが購入後もやけに長い行列ができていて、
なんか変だなーと思っていたのですが、謎が解けました。
8時からの販売前もただいたずらに待っているのではなく、お目当ての蘇民将来符に向かって並んでいたようです。自分たちは空いているブースに流れ着いてしまい、なし崩し的に購入したような形。

その後、蘇民将来符展をやっている信濃国分寺資料館にて見学。
元絵があったり、昔の蘇民将来符があったりで中々面白かったです。
数年前に閉館日に行ってしまったことがあったので満足。
蘇民将来符の絵柄の説明がありました。蘇民将来符 説明


このお札も国分寺の近くにあったのですが、前に高崎の友人宅でも見ました。
気になる絵柄です。なんなんでしょうか?お札


資料館見学後、ボチボチと上田駅まで徒歩で行き、
お昼を食べて再びしなの鉄道にて帰宅。

朝6時から活動して寒風吹き荒ぶ道中や驚きの価格、その後の新事実と、
なんだか訳のわからない道のりでしたが、この全てを含めての蘇民将来符な
のかなと思いました。
大げさに聞こえるかもしれませんが、
ホントに巡礼したような気持ちで帰宅しました。

その後A嬢は不況にも関わらず就職というご利益が早速あったようです。
一方自分はこの日からまた新たな人生の巡礼が始まったようです。
人生は続く・・・。

前回からの続き…

販売が始まり群集がモゾモゾと前進し始めました。
来る前からの最大の心配ごとが
「限定版の蘇民将来符はいったいいくらなのか?」というもので、
7日と8日にずーっと販売している方の蘇民将来符は1000円位からという情報を入手していたのですが、今回の目的の限定版は蘇民講と呼ばれる家々で、その家独特の七福神を描いた蘇民将来符になり、そっちの気になるお値段は事前の情報収集では判りませんでした。

モゾモゾと前進しながら「それにしてもいったいいくらなんだろう?」
と独り言のように呟いていたら隣に居た女性の方が
「去年も買ったけれど○○円位からですよ」と一言。
この○○円に一同凍りつきました。ある程度の金額は覚悟していたのですが、想定外の価格。
「どうしようどうしよう、買う?買わない?」なんて我々が言っている間にも、
無常にも列は前進していきます。
ここまで来て買わないわけにもいかないし、縁起物だから・・・、
なんて早朝から頭をフル回転させていたら、同行のÅ嬢が、
さらっと「私○○円のと○○円のを買う」と決意表明。
それに続いて遠征してきた同行R氏も決意を固めた様子。
そこで自分も清水の舞台から飛び降りるような気持ちで遅ればせながら決意を固めました。自分が固めた頃にはA嬢が早くも購入。その後は気がついたら手に持ってました、ってな感じで自分も購入して、あっという間に終わりました。寝不足と群集の熱気と全体の勢いみたいので後から考えるとちょっとしたトランス状態だったような気が・・・。

その後で一同お寺で製作しているという通常版のものを購入。蘇民将来符

左側4つが通常版で右奥が限定版になります。

その後、本道でお参り国分寺 本堂

本道の脇で東南アジアの露天のように樒(シキミ)と呼ばれる木の枝を
販売している女性がおり、訊いたところ本来は蘇民将来符をこの樒と麻縄で
吊るすのが正しい祀り方だとおっしゃていました。こんな様子。樒


やけに長くなってしまいますが、この後、驚きの新事実が。
続く・・・  次回で終わります。

毎度ご無沙汰しておりますが、今年も宜しくお願い致します。

さて、去る1/8に上田(軽井沢から車で1時間位)の信濃国分寺にて八日堂縁日というお祭りがあり、行って来ました。
このお祭り、ただのお祭りではなく、その時にしか販売されない珍しいお守りがあり、その名も「蘇民将来符」。
数年前に上田の町でそのお守りを見かけてからずっと気になっていて購入したかったのですが、毎年1月の7日と8日に行われて日取りが合わず、機会をのがしていました。
今年は調度、当店の定休日に開催なのでようやく行って来ました。

なんでも蘇民将来符には2種類あることが前調査により判明し、
1種は特に8日の朝8時からのみ限定で販売とのこと。
7日に家に泊まった友人を含め総勢3名にて朝6時(マイナス10℃位)に
起きて、渋滞の心配もあるので軽井沢駅7時発のしなの鉄道(ローカル線)でいざ国分寺に向かいました。しなの鉄道電車

久々に乗るしなの鉄道は新幹線とは違い情緒があって良い感じです。
浅間山の眺めも良し。凍てつく空気の中を電車が走って行くのも小気味よい。
車中ほとんど高校生でした。

途中小諸で乗り換え予定通り7時45分頃に信濃国分寺駅に到着。
数人の中年風の男女がそれぞれ心なしか足早に歩いて行くので、
遅れまじと我が部隊も足早にくっついていきながら、途中さりげなく
追い越しました。

屋台の立ち並ぶ参堂を登って行き境内に入るとわさわさと人が居て、
それらしき雰囲気。

訳もわからずとりあえず7時50分頃に最後尾らしきところに3人でひっつきました。上の写真の左側にある橙色のテントが販売ブースのようで右側にも同じようにテントがあります。
ふー、とりあえず間に合って良かった良かったなんて話しているうちに、8時の鐘が鳴り、がやがやし始めて販売が始まったようです。


次回に続く・・・

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