ジャムこばやしblog

お店のことや旧軽井沢、あまり知られていない軽井沢、 などを中心に紹介していければと思っています。
ここ数年は木の実イベント関係の話が多くなっていますがご容赦ください・・・

2011年07月

コールラビとズッキーニも収穫が始まってます。

去年は不調だったコールラビが今年は快調!
姿かたちも今までになく良い。

ズッキーニも安定していい感じになってます。
この写真では判り辛いのですが。
ジャムこばやし店頭

これから暑くなってくるとまた不安定になりそうな
心配がありますがしばらくは大丈夫そうです。

ここのところ木の実たちが増えてしまって店頭が
どんどんアースカラーみたいになってきてたので
店頭が鮮やかになって嬉しい。


雉先日カレンツ摘みに行ったら畑の近くで雉を発見。
最近やけに頻繁に出会う。

瓢箪水筒先日入手して販売し始めた瓢箪の水筒。
栓と紐がついてます。店先にぶら下げてあるものの反応はイマイチ。
自分は好きなのですが・・・。学校行ってるときだったら使っていた。
カッコイイと思うのは自分だけなのか。
これで水飲んでても酒呑んでるようにしか見えないのが難点。




ビーツも採れはじめてます。ビート

今年は軽井沢周辺の農家の方はみんな言ってますけど、
いろんな野菜が同じ畑でも成長具合がマチマチで
選んで収穫するので大変だとのこと。

うちのビーツも例外に漏れず成長具合がマチマチ。

ルバーブの成長もなんだかオカシイ。
いつもならとっくに収穫できる畑のものがいっこうに成長しない。

こんなことは初めてのことでどうしたワケなのか。

うちのビーツは収穫はじめは大きさはは小さめですが、
形は綺麗。徐々に大きくなるにつれて形がいびつになるようです。

とはいっても味に変わりはないと思います。

先週のお店の休みを使って毎年恒例カシス&カレンツ摘み。
レッドカラントカシス
相変わらず綺麗なモンですが摘むのが辛い。

いつも梅雨の間の収穫になるのですが、今年は成熟も遅くて
梅雨明け後だったので天気の心配はなし。
代わりに日差しがキツイ。すっかり腕が日焼けしてしまいました。

水曜日に摘みにいったところは、何故だか実のつきが少ない。
余計に摘むのが大変で参ります。

参りますといいながらも結構好きな仕事なので楽しい。
何かを収穫するってのは目に見えて成果がわかって
やりがいがある。それに、カゴに入ったベリーをみると
なんだか急に豊かになったような気持ち。

昨年の猛暑の影響なのか枝も一部枯れている。
育ててくれてる人も始めてだと不思議がってました。スグリ畑

一方、木曜日に摘んだ畑は無傷で助かりました。ふー。

今年になってから謎の木の実が色々入荷したり
頂いたりしたのですが詳細が全く不明なものが多い。

どなたかご存知の方いらっしゃいましたら、
コメント覧やメールなどでご教示頂けませんでしょうか。
宜しくお願いします。

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シンガポール産。
2枚目の写真は1枚目の写真の小さいほうを割ったもの。
下さった方は中にモダマみたいなのが入ってるとおっしゃって
いたのですが、割ってみたら違った。
中にモダマみたいなのが入っていたら事件だと思っていたのですが。

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こちらもシンガポール産。
アカシアのような木になっていたとのことです。

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ミャンマー産。
マンダレーで購入したものだそうです。
現地でトウピアティーと呼ばれる。
一緒に写っている小さいほうは当店で販売しているまだらハンバーガービーン。色形はそっくりですが、こちらははるかに大きい。

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同じくマンダレーで購入されたもの。

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ミャンマー シャン州での採集品

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同上。

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インドネシアのセレベス島産。
放り投げるとヘリコプターのようにクルクル回りながら落下する。

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同じくインドネシアのセレベス島産。
放り投げるとヘリコプターのようにクルクル回りながら落下する。

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ラオス山中での採集品。滝ノ下で拾ったとのこと。
葉っぱに木の実がくっついていて不思議。

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確かインドネシア産だったかと思います。
割った中には綿みたいなものが詰まっている。
何だかは判りませんが(笑)近く販売開始予定。

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中国は義鳥の市場で購入されたもの。
古い紙みたいなものに種が張り付いている感じ。
市場で売ってるくらいなので食べられるのか?

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全く謎。綺麗な赤色。

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硬い殻で覆われていてプラスチックにしか見えない。
振るとカラカラ音がする。トンカチで叩いて割ってみたのが左の状態。
マトリョーシカみたいに割ったら一回り小さい同じものが
でてきたらどうしようかと思った。
こんな感じの硬い殻に覆われた木の実は形や大きさ違いでいくつか
見たことがあります。
先日からとりあえず店頭にて1個105円で販売中。

まだあるのですが取り急ぎ以上です。



Comment
2011/07/12 7:53 PM posted by: caretta64
とってもおもしろそうな木の実ばかりですねー
こんなの見るとワクワクしてしまいます。

とりあえず「赤い種子」はナタマメでいいと思います。
一番下はどこかで見た気がするけど思い出せない。
中国義鳥市場のペラペラ種子は、ノウゼンカズラ科(Bignoniaceae)の何かかな?
でも何で市場で売っていたのでしょう。観賞用?
葉っぱの真ん中に実が付くのは、日本にも「ハナイカダ」があるけど
それとは全然違う・・、と思ったら、こちら
http://manekineko44.blogspot.com/2010/04/blog-post_21.html
にある、ヒルガオ科の Neuropeltis racemosa と同じものみたいです。

あとはよくわからない。また何かわかったらお知らせします。
ヨーロッパからの荷物、早く届くといいですね。
2011/07/13 3:42 PM posted by: Sando
数多くの木の実を入手されたようですね。
見ているだけで楽しくなります。

インドネシアのセレベス島産の3方に羽の伸びた種は、Hiptage benghalensisの実です。
タイにも生えています。なかなかカッコいい実ですよね。
  
その次のインドネシア セレベス島産のものは、Pterocymbium tinctoriumです。
  
ラオス山中での採集品のハナイカダ似は、ヒルガオ科のNeuropeltis racemosaです。

その下の中に綿の詰まっている実は、Ceiba pentandraの実です。 東南アジアでは、実際に綿の代用として詰め物などにも使われています。 よく似たものに、Bombax ceibaがありますが、外の皮が黒く、熟すと5裂する点で区別できます。   花はBombax ceibaのほうが赤くて大きく、見ごたえがあります。

中国の市場で購入されたものは、Oroxylum indicumの種ですね。 アルソミトラに似て、これもよく滑空します。 東南アジアでは若い鞘を湯がいて野菜として食べます。 また、東南アジアでよく売られているポプリの中にもこの種子がよく入っています。

赤い種は、ナタマメの赤豆ですね。

最後のは、ヤシ科のRaphia pedunculataの実ですね。
葉から取れる繊維は、ラフィアとしてラッピングの紐などにも利用されたりしています。
よく似たものに、東南アジア原産のラタンの実とサゴヤシの実があります。 これらも蛇の鱗のような模様のついた実ができます。
ラタンは籐細工に使われるヤシで実の大きさは、せいぜい1-2cm。
サゴヤシは幹からでんぷんをとれるヤシで実の大きさは4cmぐらいで球形です。

シンガポール産の木の実は、帰ってから図鑑を調べればわかると思うので、しばらくお待ちください。

また、面白い木の実ありましたら、紹介ください。
楽しみにしています。
2011/07/13 3:44 PM posted by: Sando
それから、
ミャンマー シャン州での採集品は、マメ科のEnterobiumの莢だと思います。
2011/07/13 4:16 PM posted by: Sando
ミャンマー シャン州での採集品2枚目の、尖った実と大きな種子、思い出しました。

おそらく、Mesua ferrea(セイロンテツボク)の実だと思います。

2011/07/13 8:57 PM posted by: 小林商会店主
caretta64様 Sando様

ご教示ありがとうございます。
と、同時によくお判りになりますねー。感嘆。

ただ販売しているだけの無知さが身に沁みます。

日本名が特にないものも多いのでしょうか。
今後販売する時はネーミングに悩みます。

ナタ豆だったとは!
恥ずかしながら未だに見たことがないのです。
こんな綺麗な色をしているのですね。

ハナイカダってのも風流な名前でうまいこと
名付けたものです。
枯れる前の緑の状態で川を流れていたら
まさに花(実?)が筏に乗っているよう。

下さった方達にもいずれ報告しておきます。

ご親切にありがとうございました。

引き続き何かわかりましたらご教示下さい。

また時間ができましたら他の木の実も掲載して
いきたいと思います。




2011/07/13 9:42 PM posted by: Sando
シンガポールの植物図鑑によると、シンガポール産の1枚目の大きなマメは、Callerya atropurpureaが有力候補だと思います。

2枚目の黒い細長い莢のほうは、シンガポールの街路樹として広く使われているアメリカネムノキの実です。

テレビでビーツを取り上げたらしくて、
ここのところビーツの問い合わせが多い。

今年に限ってやけに収穫が遅れてまして、
今朝、畑に寄って見て来ました。

まだこんな感じです。ビーツビーツ畑
ピンポン玉位かなと。
あと1〜2週間位で収穫できそうですけど、
天候次第なのではっきり言えず。

ルバーブも収穫再開したのですが、
成長が遅いうえに同じ畑でも伸び方が違う。
こんなことは初めてで、いったいなんなのでしょうか。

今年は他の野菜も似たような話をよく聞きます。

「天候不順」 毎年こんなこと言ってるので、
もはや不順が普通というふうに暮らしたほうが、
平和な気持ちで暮らせそうです。


ここからはオマケの写真。

飾りカボチャの花。といっても普通のカボチャと変わらないか・・・おもちゃカボチャ

コールラビコールラビ紫コールラビ白
こちらもピンポン玉位の大きさ。

先日予約販売が終了したグースベリーグースベリー(西洋スグリ)グースベリー(西洋スグリ)相変わらず美しい。

レッドカレンツレッドカレンツ
カレンツのジャムが去年から雑誌にでた関係でやけに売れてしまったので
収穫が待ち遠しい。こちらも例年より遅めの収穫になりそうです。

桑の実桑の実この時期は出かけるとそこらじゅうで桑の実が成ってるのを見かけます。ただなりっぱなしなので、いつもモッタイナイナー、時間があったら摘むんだけどと悔しい。


ここのところ木の実に力が入ってしまって、
ときおり「本業がうまくいってないのか」といった声を
耳にしますが(笑)、ある種逆。
実家に戻ってはや8年。
徐々に余裕がでてきたとご理解下さい。



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