ジャムこばやしblog

お店のことや旧軽井沢、あまり知られていない軽井沢、 などを中心に紹介していければと思っています。
ここ数年は木の実イベント関係の話が多くなっていますがご容赦ください・・・

2012年06月

前から気になっていた高崎市美術館で開催中の

福田繁雄の大回顧展」に行ってきました。



美術館のチケットに旧井上房一郎邸の入場料が含まれていたので

とりあえず行ってみるかと行ってみたらこっちがまたとても良かった!

(ちなみに「福田繁雄の大回顧展」も面白かった。)



美術館に隣り合って建ってます。

旧井上房一郎邸アジサイが綺麗。好きな花。旧井上房一郎邸和室もある。旧井上房一郎邸旧井上房一郎邸旧井上房一郎邸平屋で外と屋内の境があまりなくて風通し良さそう。

もうちょっと暖かくなって開けっぴろげたらたまんない。



ここで喫茶店とか店やったらいいだろうなーと想像。



軽井沢の聖パウロ教会を設計したので有名なアントニン・レーモンドの

東京の自宅を模してできたのがこの井上房一郎邸。

(今も使われている聖パウロ教会のイスはこの井上房一郎の

事務所が作ったと書いてあったような・・・)



説明を読んでたらこの方は若い頃に山本鼎(上田に住んでた)にすすめられて

フランス行ったり、軽井沢でお店をやってたりと、

なんだか軽井沢(長野)に縁のある人で驚いた。



軽井沢のお店でレーモンドと知り合ったとのこと。



旧井上房一郎邸この天井の梁なんか聖パウロ教会を彷彿させる。



旧井上房一郎邸旧井上房一郎邸旧井上房一郎邸庭がこれまた素晴らしく自分好み。



建築のことはなんも知らないんだけど、

この家にはホント住んでみたいと心から思う。

軽井沢だと防寒対策がかなり必要だろうけど。



この建物には当時としては珍しいと思われる

セントラルヒーティングがついてました。



建築にはほとんど興味なかったけれど、最近じわじわと

興味がでてきてます。



高崎は軽井沢からだと車で1時間位です。

ちょっと離れてるけど良かったので今回紹介。



駐車場が1時間無料で使えます。

駐輪場があるので自転車やバイクだと無料。

所用があって久々に諏訪に行った帰りに、

蓼科を通って望月の知り合いの家に寄る途中で

山中にいきなり採掘場が現れる。望月採掘場望月採掘場望月採掘場



近距離から見たことがなかったのでそのワイルドさに

圧倒されて思わず撮影。



だだっぴろいところで人気もないので、

敷地内の人にジロジロ見られてちょっと緊張。



ここから本題。



その後、望月の方にこの採掘場の話をしたら、

『この辺りは「鉄平石」の産地で有名なんだよ、鉄平石の採掘場かな』

と言われて初めて知った「鉄平石」。



たいらな石で加工も容易なので昔から屋根瓦の代りや、

漬物石・庭石などに使われているとのこと。



そういえばうちにもあった!

漬物石として使ってました。鉄平石鉄平石鉄平石2枚目の写真の下の石も鉄平石かと思われる。

気にしてみると結構いたるところで見かける。



昔から身近にあってなにも考えてなかったけど、

佐久や諏訪の特産品だったとは。



例によって詳しくはこちらを→鉄平石(Wikipedia)



特産品のわりには売っているのを見たことがない。

存在感あるしなんかカッコイイので面白い。



ディスプレイや台にも良さそう。



店なんかで何かに使えないかなーと考えてるけど、

意外と妙案が浮かばない。



結局いまのところ漬物石や庭石として働いてます。

毎年恒例のようにハーレーに乗って何十年に渡り

お店に来てくださる方にゴールデンウィークに聞いて初めて存在を知った

珍しいバイク博物館「浅間記念館」。



家から30分位のところにあるのに全く知らなかった!



有名な鬼押出し園のすぐ近く。



鬼押出し園に行けば簡単にわかるだろうと思って

とりあえず行ってみたら、意外と判り辛くてウロウロしてしまった。

よく下調べして行くことをオススメします。



国内外を問わず珍しい旧車が展示してあります。

毎年展示が変わって今年は「バイクの源流 世界の名車」。

ほとんどSFのようなエンジンの形



それにしても昔のバイクは個性がはっきりしていて魅力的。

何故に今のバイク(車)はみんな似たり拠ったりに

なってしまったのか。



小さい建物ながらもバイクがところ狭しと並んでいて、

雑誌などの資料も充実。

太っ腹にポストカード3種が無料でもらえるというサービス付き。



特筆すべきはこの博物館のHPからも判りますが、

建物全体に漂うなみならぬバイクに対する「愛」。

頭が下ります。



小規模ながら大袈裟な箱モノ行政の対極にあるような

手作り感と愛溢れる充実した博物館です。



この博物館は戦後行われた浅間火山レースの関係者などが

母体になって創設されたと聞きました。

軽井沢とバイクってのは昔から縁があるようです。



自分もバイクを買ってから知ったけれど、

父親も祖父もバイクが好きでかつてはウロウロしてたらしい。

親戚にもバイク乗る人が多い。血なのか。



今回訪れませんでしたがこのちょっと廃墟感ただよう

建物の下にあります。

鬼押出しから見えるので目印になります。



駐車場で出合った国産旧車乗りの方3名と一緒に観て回ったのですが、

詳しい方達だったので色々教えてもらえて面白かった。

その内の1人は長野市の工具屋の店長らしいので

ちょうど必要な工具もあるので今度訪ねてみたいと思います。






去年少し著者の方とやりとりして、当店のことも少し

ご紹介頂いている本「英国の暮らしとおやつ」を

著者の方から送って頂きました。





綺麗な本で眺めるだけでも楽しい。

作ってみたくなるようなレシピも多い。



本の中では当店でもおなじみのビーツ・ルバーブ・

マルメロ・グースベリー・ブラムリーなどがでてきます。



当店の紅玉りんごのジュレかりん(マルメロ)のジュレ

元々のレシピは英国から伝わってきたものです。



近所に軽井沢産まれの軽井沢育ち、今はもう100歳近く

なるおばあさんが住んでいたのですがその方に教わりました。



その方の友人だった方が英国人の軽井沢の別荘で働いていて

教わったそうです。その英国人が英国に帰るときは、

一緒に連れていってもらったこともあるとのことです。



生グースベリーの予約受け付けも始めましたのでどうぞ。






40数年前にうちでバイトしてもらっていた方が

軽井沢に移住してて、先日ふと思い立ってブラッと

家に寄ってみました。

前に会ったときに「いきなりくんなよー」と言われてたけど、

いきなり行ってみたら、なんだか見慣れない機械がガレージにずらり。

訊いたら発動機と呼ばれる原始的なエンジンで集めてるとのこと。



えーと、発動機についてはこちらをご覧下さい(手抜き)→石油発動機(Wikipedia)



発動機に埋もれてなんだか高そうな車が出られない(笑)。



5月20日に第1回「発動機運転会」なる発動機マニアが集まる

催物がここで開催されると聞き、興味津々。

行かねばなるまい。



当日はちょっと早起きして開店前に行ってきました。



その日は軽井沢の大きなマラソン大会があったので

町内がなんか賑やか。華やかなマラソン大会を横目で見ながら

この日の軽井沢の裏ビッグイベント、発動機大会に一路向かう。



こちらその主催者のTさん。

日本に数台しかないという貴重な発動機とともに。





現場に着いたら青空のもとで、なんとも牧歌的な風景が広がる。

おじさん達が発動機を囲みながらそこかしこで談笑。



開会式その後は各々持ってきた発動機を動かして談笑・情報交換てな感じで

ユルユルと進行。



鉄の塊といった感じでなんとも武骨な作り。

動かすと、ブルンブルンいって回りだす。

その動力を農作業に使っていたそうで、それまでは人・風・水・馬などを

使っていたことを考えると、ちょっとした日本農業の産業革命だったのか。



これらの発動機は産業遺産としての価値もあるようです。



先日、戦前から農業やってる方に聞いたらやっぱりこの発動機のことを

よく知っていて、懐かしがってました。

随分お世話になったと言っていた。

今はコレクターが居るといったら驚いていた。



プレートも味わい深い。



こちらは自分のような素人でも目を惹かれる

アメリカの発動機の縮小モデル。実際にも動く。

アンティークな趣きがあり工芸品のよう。



メグロエンジン個人的に目を惹いたメグロのバイクのエンジン。

発動機運転会としては傍流のようだけどこういうイロモノがあると

また面白い。



実際に動かしながら持ち主の方が丁寧に説明して下さり

非常に勉強になりました。いやホント貴重な機会(機械)でした。

とはいえ科学的な知識が全くないので話の半分も理解できないのですが・・・。



これらは実際に発動機で動かしていた機械で、お茶をなんたらするものと、謎の木製マシン。

みんなで、なんに使ってたのかなー、芋洗いか、なんて話してました。



鉄の塊みたいな古い機械を物好きなオジサン達が集まって、

無駄に(失礼)ブルンブルン動かすイベント。

発動機に対する愛が会場に満ち溢れてました。

効率・便利な時代にあってこの無駄な感じがナントモたまらなく魅力的。



近頃はオヤジ的な趣味の領域に女子が進出あるようですが、

この発動機業界にまで進出してきたら画期的。

若い女の子が「キャー、この発動機カワイイー」

「この回転がオシャレー」とか

言ってたら面白いんだけど。



滞在時間1時間位で仕事があるのでそそくさと退散。

もっとゆっくり見ていきたかった。



秋にまた開催予定らしいのでぜひ行きたい。



我が愛車とともに。

このバイクもかなり原始的なんで発動機に通じるものがある。

この前の日曜に出店した動楽市で隣に
出店してる雑貨屋(古道具屋)に面白いものが
安くあったので思わず購入。
キネンコンロキネンコンロキネンコンロ
文字が右から書いてあるところに時代を感じる。
大きい穴に炭を入れて、小さい穴の片方にお湯を張って
お燗できる。

大きい穴に鍋を載せてお湯沸かしたり
煮炊きも同時にできるという優れもの。
しかしながらもう1個の穴がどう使うのか不明。
誰か知っていたら教えて下さい。

ブリキだかなんだかの合金みたいのでできてて、
細工なんかも中々凝ってる。
今作ったら結構な価格になりそう。

ちょっとした発明品だったのか特許番号まで書いてある。
当時としてはハイカラな道具だったのか。

問題は、買う前から判りきっていたけれど、
果たしてこれをホントに自分は使うのだろうか。
使うとしても一生の間にいったいどれだけの頻度で何回使うのか。

タマにはこういう一見無駄に思える買い物も良いかなと、思いたい。
うちの店が純和風だったら冬にこれを店で使ってみるんですが。

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